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森のかりうど エゾシカの魅力

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■エゾシカは持続可能な食材
 エゾ鹿肉はとても環境に良い食材です。海外から石油を使って餌になる穀物を輸入することはありませんし、飼育に必要な資材も必要ありません。太陽と水と森が育てた自然エネルギーで一〇〇%出来ており、森や川の環境を保全すれば将来に渡っても持続的に食べることができるのです。実は、占冠村では鵡川沿いの台地で四千年前の鹿猟の遺跡が発掘されています。つまりこの地域では縄文時代から持続的にエゾシカが食べられてきたことになります。
 そして、エゾシカ肉はその栄養成分についても注目されています。エゾ鹿肉は、鶏ムネ肉同様に脂肪分が少なく、ミネラルを多く含むヘルシーで優れた肉です。特に鉄分は牛肉の七・五倍、マグロの六倍含まれており、脂質過剰で鉄分不足の現代人にぴったりの良質なタンパク質です。
 一頭のエゾシカからは、平均してロースが三キロ、フィレが一キロ、モモが一〇キロ、それ以外の肉が六キロとれます。また、アバラ骨についたスペアリブや、心臓、レバーなどもとても美味です。自然の中から一頭ずつ狩猟され、解体場へ運ばれて丁寧に解体された質の高いエゾシカ肉を、これからも「森のかりうど」はみなさまにお届けします。